2017/08/09

神様と楽器

神様は音楽好きだ。
芸術を司るとかいう神様もいるけど、紙と筆をもった神様とか彫刻刀を持った神様は見たことはない。私の知る限りだけど。持ってるのは楽器なんだね。

パーンのパンフルート
パーンのパンフルート
パーンは、ギリシャ神話に登場する羊飼いと羊の群れを監視する神。腰から下が山羊で頭には角がある。
パーンは助兵衛な神様で、森の妖精のシュリンクスが好き好きでストーカー行為をくりかえした。
嫌がったシュリンクスは、ついに湖に逃げ込んで葦に変身。嘆いたパーンは、その葦を使って笛を作ったんだと。
そして、この笛の名はパンフルートとかシュリンクスとか呼ばれるようになったとか。

アポロンの竪琴
アポロンの竪琴
アポロンは、ギリシャ神話に登場する神。歌・音楽・芸術を司り 竪琴を持った姿で描かれることが多い。
音楽の腕を競う賭けで負けたマルシュアスを生きたまま全身の皮膚を剥いで殺すという えげつないこともしちゃう。

オルフェウスの竪琴
オルフェウスの竪琴
オルフェウスはアポロンの息子。父からもらった竪琴を弾く。
もともと音楽の才能があったので、その演奏には動物だけでなく植物までもがその調べに酔いしれたいう。
先に死んでしまった妻エウリュディケをこの世に戻すため、冥界にまで出かける物語は有名。

マルシュアスのアウロス
マルシュアスのアウロス
マルシュアスは、ギリシャ神話に登場する半獣神。2本が組になったアウロスという笛を吹く。
もともとこの笛は女神のアテーナーが捨てた物をマルシュアスが拾ったものだという。
調子にのってアポロンと音楽能力の戦いをしたけど負けちゃった。

シバの でんでん太鼓
シバの でんでん太鼓
シヴァは、世界の創造、維持、再生を司る最高神。頭のてっぺんから吹き出しているのはガンジス川の源流だというから なんか凄い。
武器である三叉の槍を持ち、でんでん太鼓も持ってる。この太鼓、何に使うのかな。

サラスワティーのビーナ
サラスワティーのビーナ
サラスワティーは、インドの女神で芸術・学問などの知を司る。腕が4本あり、そのうち2本でビーナを弾く。

サラスワティーが、日本に伝わり弁天様になったらしい。
弁財天の琵琶
弁財天の琵琶
弁財天は仏教の守護神。いわゆる弁天さんだ。ヒンズー教のサラスワティーが仏教の世界にやってきた。
サラスワティーはビーナを持っているが、弁財天は琵琶だ。

雷神の太鼓
雷神の太鼓
雷神は、民間信仰なんかで伝承されるカミナリ様。風神とともに屏風図に描かれた絵が有名。
雷神は10個ほどの太鼓を並べてドンドコと叩くらしい。それにしても、小さな太鼓。
本当の雷神を見たことはないが、もっと大きな太鼓を持ってるはすだ。でなきゃ、あんな大きな音は出まい。
いや、雷神は大昔から電気を使う技術があるので、ひょっとしたらアンプで音を増幅して雷鳴にしてるのかしら。

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