2016/08/18

ヨーロッパの低音金管楽器

セルパン Serpent

セルパン Serpent
セルパン Serpent
1700年代中ごろから使われ始めた古い時代の楽器。
セルパンは蛇の意味。クネクネとした形状からその名が付いたのだろう。
バルブの無い時代であるので、木管楽器のように管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組みになっている。
このイラストはコントラバスセルパンで1800年代中ごろに作られた。セルパンの中でも最大級。まるで大蛇のようにでかいのでアナコンダという名で呼ばれていたこともあったようだ。

オフィクレイド Ophicleide
1817年にフランスの楽器製作者によって考案された楽器。これも、管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組み。
オフィクレイドはオーケストラでも使われるようになったが、すでにバルブが発明された時期でもあり、しだいにバルブ機構を備えたチューバなどに低音楽器の座を譲っていくことになる。

ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
肩にかついで行進の時でも使えるようになっている低音金管楽器。現在普及しているスーザフォンはヘリコンをもとにアメリカの音楽家スーザが考案したもの。

チューバ Tuba


チューバ Tuba
チューバ Tuba
1800年代の中ごろ、ボンバルドンという低音楽器が作られ、チューバも同じころ作られた。
ボンバルドンとチューバは似た楽器で軍楽隊で使われたのがボンバルドン、交響曲で使われたのがチューバと呼ばれれていたこともあったようだ。
現在では低音金管楽器の代表としてチューバという名が残っている。

ワーグナー・チューバ Wagner tuba
ワーグナーが「ニーベルングの指環」の上演に当たり、新たな音色を取り入れるべくオーケストラに採用した。
ホルン(フレンチホルン)の奏者が持ち替えて演奏できるよう、左手操作になっている。低音域というより中低音域の楽器というほうがいいかもしれない。