2017/06/27

長い長いラッパは 音でコミュニケーション

 楽器の分類は金属でできていても木でできていても、唇を震わせて音を出すラッパの類は「金管楽器」と呼ばれるもちろんプラスチックでもガラスでも材質に関係なく「金管楽器」だ。
という前置きをしておいて、ここでは長い長いラッパを紹介。
金管楽器は低音になるほど管は長くなるのだけれど、近代的な楽器は管をぐるぐると巻いたりしているので「長い」をそんなに意識しないかもしれない。
ここに載せたのは長くて曲げていない直管のラッパだ。まっすぐなので「長い」がそのまま長いと実感する長さになる。

 これらラッパは、楽器というよりは「音で連絡する道具」といった方が正しい。サイレンや半鐘みたいなもんだ。こんなところで近代的なアンプやスピーカー、トランシーバー、ましてスマホなどの機器があったらなどという話を持ち込んではいけない。古来よりの伝統的な道具の成り立ちの話をしているんだからね。
さて、例えば山岳地帯では山谷、草原、森林が広がっていて だだっ広い。そんなだだっ広い場所が仕事場の場合、遠距離でのコミュニケーションは音で伝えるよるのがいい。
とはいえ、遠くまで届くように大きな音が必要。弦楽器みたいに小さな音では役立たず。やっぱり、太鼓かラッパだろう。そんな中でラッパは指向性があるから、ある特定の方向に向けて発信するのに都合がいいようだ。
大きな音はもちろん、さらには その音は遠くまで届く必要がある。そうそう、音は低音のほうが遠くまで届くのだ。遠くでやっている野外コンサート会場からバスドラムやベースの音だけが聞こえてくるという経験をしたことがあるかもしれない。雷も遠ければ低い音が響く。
ここで紹介するラッパ・・・伝達用ラッパは 低い音を出すために管を長く長くする必要があったわけだ。
ウクライナのトレンビタ trembita
トレンビタ trembita
 トレンビタは、ウクライナの山岳地帯で、羊と犬を導く羊飼いに使われている

ルーマニアのブシウム bucium
ブシウム bucium
ブシウムは、ルーマニアのラッパ。
ウクライナとルーマニアの国境あたりには カルパティア山脈 がある。上記のトレンビタと同じく、このあたりの山岳地帯で、羊飼いに愛用されている。

アルプホルン alphorn
アルプホルン alphorn
長いラッパとして一番有名なのは、このアルプホルン。スイスなどの山岳地帯の住民に用いられている。アルペンホルンという名もあるが、アルプホルンのほうが一般的なようだ。

チベット仏教のドゥンチェン dungchen
ドゥンチェン dungchen
ドゥンチェン(ラグドゥンとも)は、チベットの僧侶が使う。寺院の高いところから、吹き鳴らす。

伝達用ラッパは 低い音を出すために管を長く長くする必要があと書いたけれど、管楽器は倍音を出しやすいので比較的高い音も出せるということも付け加えておきましょう。

世界の楽器 このサイト以外にも ...
弦楽器 はじいて音を出す
リュートの仲間
弦楽器 擦って音を出す 
弓奏楽器 バイオリン フィドルの仲間
弦楽器 ハープやチター 
ハープとチター
打楽器・叩く・擦る
パーカッション 太鼓 ウッドブロック
IROM BOOK

2017/05/18

神話の楽器 神様の楽器

アポロン Apollon
竪琴を持つギリシャ神話のアポロン
竪琴を持つアポロン
ギリシャ神話の神。全知全能のゼウスの息子。
アポロンは太陽の神で、音楽や芸術の神でもあるということで竪琴を得意とする。英語ではアポロ(Apollo)。
月面着陸に成功した宇宙飛行船の名はこのアポロからきている。
さらに、明治製菓には円錐形のアポロというチョコレートもあるね。これは宇宙船のアポロから形と名前を拝借している。


オルフェウス Orpheus
竪琴を演奏するギリシャ神話のオルフェウス
竪琴を演奏するオルフェウス
オルフェウスは、ギリシャ神話の神。
吟遊詩人であり、竪琴の演奏は巧みでとても美しい。演奏を聴いた獣や虫、そして草花までもがその音曲に魅せられたという。
ちなみに、この竪琴とその演奏技術はアポロンから譲り受けたもの。


マルシュアス Marsyas
アウロスを吹くギリシャ神話のマルシュアス
アウロスを吹くマルシュアス
マルシュアスは、ギリシャ神話の神でアウロスという笛を持っている。
アウロスは二本がセットになったリード発振の笛。この笛は、マルシュアスが道端に落ちていたのを拾ったのだけど、頑張って練習したのだろう、なかなかハイレベルな演奏ができるようになった。
ただ、拾ったアウロスは災いの呪いがかかっていた。アポロンと音楽演奏で戦ったが、その呪いのせいか負けちゃった。負けた罰として生きたまま皮剥ぎをされたんだと。


パン Pan
パンフルートを吹くギリシャ神話の牧神パン
パンフルートを吹くパン
パンは、ギリシャ神話の神。複数の葦の管を並べた管楽器を持っている。
羊飼いや羊の群れを見守る神ではあるのだけど、スケベなおっちゃんという一面がある。
かわいい森の妖精をつけまわしてたりする。嫌がった妖精は沼の中まで逃げ込み葦に変身したとか。その葦で作った楽器がこの笛。パンフルートとかパンパイプと呼ばれている。


バステト Bastet
シストルムを持つエジプト神話の神 バステト
シストルムを持つバステト
バステトは、エジプトの神話に登場する神。猫の姿をした女神だ。
手に持っているのは、シストラムという振って音を出す打楽器。日本でいう、いわゆるガラガラの仲間。神聖な儀式で使われた神具だったようだ。


サラスワティ Saraswati
ビーナを弾くサラスワティ
ビーナを弾くサラスワティ
サラスワティは、ヒンドゥー教の神で、芸術・学問を司る。手が4本あって、ビーナという弦楽器をもっている。
すべての手で楽器をひいたら、さぞかしすごい演奏ができそうなんだけど、サラスワティは2本だけの手で演奏するようですな。


シバ Shiva
でんでん太鼓を持つシバ
でんでん太鼓を持つシバ
シバ は、ヒンドゥー教の神。
トラの皮をまとっていて、ヘビを首に巻き付けていたり、三又の槍を持っていたりで、ちょっとこわい感じ。
そんな中で「でんでん太鼓(ダマル)」を持っているのはちょっとかわいい。


クリシュナ Krishna
バンスリを吹くクリシュナ
バンスリを吹くクリシュナ
クリシュナは、ヒンドゥー教の神。
クリシュナは、女性っぽい顔で描かれるが男の神。バンスリという笛を持っている。
この笛を吹くと、それを聴いた女性はみんなクリシュナに惚れれてしまうという。


弁財天(弁才天) べんざいてん
琵琶を演奏する弁財天
琵琶を演奏する弁財天
弁財天は、日本の神。弁天さんという通称で呼ばれることも多い。
ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティが日本に伝わったものだと云われており、持っている楽器もビーナから琵琶に置き換えられている。


雷神 らいじん
太鼓をたたく雷神
太鼓をたたく雷神
雷神は、日本の神。カミナリの神様であって、この神様が太鼓をどこどこ鳴らして雷を起こす。人間がお腹を出して寝ていると、へそを取ってしまうこともあるらしい。
太鼓は複数連なっており、日本のリアルな太鼓としては見かけないセッティングだね。さらに、撥(ばち)も棒の両方で打つようになっているようで、これも日本ぽくないね・・というより世界的にも珍しい。
アイルランドには撥の両先端を使う珍しい演奏方法のバウロンという太鼓があるが、まさか 雷神はアイルランドから雲に乗ってやってきたとか。


2017/03/12

フルート

むかしむかし(ヨーロッパ・バロック音楽の時代)は、筒状で穴をふさいで音を変える笛は、縦型であっても横型であっても「フルート」と呼んでいたらしい。
どちらかと言えば縦型(現在のリコーダー)のほうをフルートと呼び、横型の笛は、わざわざ「横型のフルート」という表現をしていたという。
どういう経緯かはよく分らんが、現在ではフルートといえば横型を指すことになっている。標準的なフルートは長さが65センチメートルほどのC調の楽器。
C管フルートは、メロディを演奏する楽器としては高すぎず低すぎずで心持よろしい音高であり、一番普及しているタイプだね。
低い調では「アルト・フルート」とか「バス・フルート」があり、アンサンブルなどで活躍する。
標準のC管フルート と U字頭部管のアルトフルート
標準のC管フルート と U字頭部管のアルトフルート
だけどまあ、管を長くすれば低音が出るという物理法則にのっとり、とんでもなく低音のフルートも存在するんだよ。
コントラバスフルート と サブ・コントラバスフルート
コントラバスフルートサブ・コントラバスフルート
ピッコロ piccolo flute
ピッコロ


ピッコロもフルートの仲間
ピッコロ (piccolo)は、「小さい」という意味なので、ピッコロ・フルートが省略された名前。







2017/02/01

バグパイプ

バグパイプといえば スコットランドのグレート ハイランド バグパイプが有名なので、キルトをまとったおじさんが演奏する姿を思い浮かべるかもしれない。
でもね、ヨーロッパの各地にはたくさんのバグパイプがあります。
ガイタ・デ・ボト
gaita de boto

スペインのバグパイプ
ガイタ・デ・ボト gaita de boto  スペインのバグパイプ
チンポイ
cimpoi

ルーマニアのバグパイプ
チンポイ cimpoi  ルーマニアのバグパイプ

ドゥダス
dudas

ラトビアのバグパイプ
ドゥダス dudas  ラトビアのバグパイプ

ガイディ
gajdy

ポーランドのバグパイプ
ガイディ gajdy  ポーランドのバグパイプ

サックピーパ
sackpipa

スウェーデンのバグパイプ
サックピーパ sackpipa  スウェーデンのバグパイプ

ヒュンメルシェン
hummelchen

ドイツのバグパイプ

ヒュンメルシェン hummelchen  ドイツのバグパイプ
ほかにも、数々のバグパイプがあります。私家版楽器事典をみてください。

2016/11/02

ハーモニカの元になった東アジアの大発明・・・フリーリード

フリーリード
クラリネットや、オーボエなどもリード楽器であるが、これらは管の長さ(孔の位置を変える)によって音程が決まる。
対し、笙の仲間の音程はリードの固有振動による。だからその音程に見合ったリードが複数組み込まれている。後にフリーリードと呼ばれることになるアジアで生まれたこの大発明は、ハーモニカ、アコーディオン、リードオルガンなどに取り入れられた。

ケーン(Khene)
ラオスやタイで使われている。フリーリードの管楽器。
古く伝統ある中国のシェンも、このケーンが元になっていると云われている。大小様々なサイズがあり、筒の長さが2メートルほどのものもある。
ケーン Khene)
ケーン Khene


ルーシェン (芦笙/蘆笙)
ルーシェンは、ベトナムやラオス、中国南部に住むの苗族(ミャオぞく)の笙。
吹き口が長いのが特徴でまるでサクソフォンのような構えで演奏する。大小様々なサイズがある。る。
ルーシェン 芦笙/蘆笙
ルーシェン 芦笙/蘆笙


シェン(笙)
中国の笙。カタカナではションと書かれる場合もある。
中国では2000年ほどの歴史があると云われているが、もっと古くはラオスやタイが発祥の地だといわれている。日本の笙(しょう)は中国からシェンが伝わったもの。
シェン/ション(笙)
シェン 笙


しょう(笙)
日本の笙。
残念ながらというか何というか、日本で生まれて日本で育った日本固有の楽器というのは見当たらない。楽器はすべてと言っていいくらい中国大陸から渡って来た。日本の笙も雅楽などで使う楽器として中国から伝来したもの。
しょう 日本の笙
しょう 笙



2016/08/18

ヨーロッパの低音金管楽器

セルパン Serpent

セルパン Serpent
セルパン Serpent
1700年代中ごろから使われ始めた古い時代の楽器。
セルパンは蛇の意味。クネクネとした形状からその名が付いたのだろう。
バルブの無い時代であるので、木管楽器のように管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組みになっている。
このイラストはコントラバスセルパンで1800年代中ごろに作られた。セルパンの中でも最大級。まるで大蛇のようにでかいのでアナコンダという名で呼ばれていたこともあったようだ。

オフィクレイド Ophicleide
1817年にフランスの楽器製作者によって考案された楽器。これも、管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組み。
オフィクレイドはオーケストラでも使われるようになったが、すでにバルブが発明された時期でもあり、しだいにバルブ機構を備えたチューバなどに低音楽器の座を譲っていくことになる。

ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
肩にかついで行進の時でも使えるようになっている低音金管楽器。現在普及しているスーザフォンはヘリコンをもとにアメリカの音楽家スーザが考案したもの。

チューバ Tuba


チューバ Tuba
チューバ Tuba
1800年代の中ごろ、ボンバルドンという低音楽器が作られ、チューバも同じころ作られた。
ボンバルドンとチューバは似た楽器で軍楽隊で使われたのがボンバルドン、交響曲で使われたのがチューバと呼ばれれていたこともあったようだ。
現在では低音金管楽器の代表としてチューバという名が残っている。

ワーグナー・チューバ Wagner tuba
ワーグナーが「ニーベルングの指環」の上演に当たり、新たな音色を取り入れるべくオーケストラに採用した。
ホルン(フレンチホルン)の奏者が持ち替えて演奏できるよう、左手操作になっている。低音域というより中低音域の楽器というほうがいいかもしれない。


2016/07/08

トランペット / コルネット / フリューゲルホルン

演奏者の唇が震えて音源になる。これが「金管楽器」。金属でできていなくても、この構造の管楽器は金管楽器として分類される。
おなじみのトランペット。もちろんこれは金管楽器。
その昔はバルブという便利なものはなかった。一本の管だったので音程が限られていて複雑なスケールで演奏できなかった。同じ楽器で転調なんてのは無理だった。

1810年ごろ、管の中の空気の行き先を制御できるバルブが発明された。
メインの管のほかに音程に見合う管を付け加えて、あっちへこっちへと通り道を変えることができるわけだ。これによってすべての半音階を出すことも可能になり、多彩なメロディを奏でることができるようになった。そして現在の金管楽器は、特殊な例を除いてバルブを取り付けているのが標準となったわけ。現在でもバルブの無いトランペットも存在するが、ナチュラルトランペットという名で区別している。


トランペット
トランペット trumpet
トランペット trumpet
 これは、普段よく目にするトランペット。イラストはルイアームストロングの写真を参考にさせていただいた。


ロータリー トランペット rotary trumpet
ロータリー トランペット rotary trumpet
ロータリートランペットは、くるくる回るバルブが組み込まれているトランペット。ドイツやオーストリアをはじめ北欧でよく使われている。


ピッコロ トランペット piccolo trumpet
ピッコロ トランペット piccolo trumpet
ピッコロトランペットは、19世紀末に、主にバロック期の曲を演奏するために考案された高音用のトランペット。一般的なトランペットより1オクターブ高い・・・が、いろいろな key が用意されているのですべてが1オクターブ上というわけでもない。
現代音楽にも使われていて、ビートルズのポールが歌っている「ペニー・レイン」の間奏ソロはピッコロトランペットだ。


ここで紹介するのはトランペットのほかにコルネットフリューゲルホルン
トランペット、コルネット、フリューゲルホルンは、基は違う楽器で歴史も違う。それなの似た形をしている。もともと違う形状の楽器だったのにほとんど同じ形になっちゃった。
それは、これらの楽器すべてがバルブという大発明の構造を取り入れ、扱いやすい形にしたものだからみんな同じ形になったというわけだろう。

コルネット

コルネット cornet
コルネット cornet

 ポストホルン(郵便ラッパ)コルネットは、トランペットと似ているけど、トランペットより管が太いのでまろやかな音が出る。コルネットの原型は、郵便馬車が配達を知らせる時につかわれたポストホルン(posthorn 郵便ラッパ)で、ポストホルンにバルブをつけて改良がなされ、現在のコルネットになったのだという。


フリューゲル ホルン
フリューゲル ホルン flugel horn
フリューゲル ホルン flugel horn

 ビューグル
同じく、トランペットと似ているけど、これも管が太いので音はまろやか。 フリューゲルホルンの原型は軍隊などで使われていたビューグル(bugle 信号ラッパ) だという。

また、サクソフォンで有名な楽器製作者アドルフサックスが作ったサクソルン(saxhorn) を改良したものだと反論する方もいらっしゃるとか。
でも、どちらが本当かを決める必要はないだろう。「信号ラッパにバルブをつけようと思った、そしてサクソルンなどを参考にして改良した」でいいんじゃないかな。


2016/06/18

アコースティック ギター

アコースティック・ギター
世間で一番普及している楽器が、ギターだろう。中でも唄の伴奏としの活躍が多い。ギターが普及した理由を挙げてみると・・・。
  • 一人で持ち運びできる。個人がバスや電車に持ち込んで移動可能。
  • 安価である。量産されているので値段がやすい。値段の高いものも安物も音質にそんな違いはない。
  • メロディ、和音、リズム(音楽の三要素)を出すことができる。さらに少し貧弱ではあるにしてもベース音も可能。
  • 口を使わない楽器であるので唄を歌うことができる。歌声と見合う適度な音量である。
  • 転調がとても簡単である。
  • 楽譜なんて これっきし分からなくても弾ける。
  • 標準化されているので、どの楽器を使っても同じ弾き方で弾くことができる。クラシックギター、エレクトリックギター、12弦ギターなど数々の種類はり、そのテクニックは違うものの、基本操作は同じ。

以上のひとつひとつは、なにもギターだけが固有に持つ特徴ではないにしても、総合的に普及する要素を十分に備えている。和音の概念が分かりやすく、そんなに音楽知識がなくても和音の響きを繋ぐようにメロディをつけていくという作曲方法は専門的な教育を受けていなくても可能である。プロフェッショナルでなくても、簡単な作曲と編曲とがイッキにできあがる。そして伴奏付きで歌うことができる。これがギターの持つ魅力だろう。

楽器事典・・・

2016/06/09

アコースティックギターを弾く アメリカのシンガー

メイベル・カーター 1909年生まれ
メイベル・カーター (Maybelle Carter)
メイベル・カーター (Maybelle Carter)
1920年代から1930年代にかけて活躍した歴史的なバンド、カーターファミリー(The Carter Family)のメンバー。 多くの名曲を残し、例えば「キープ・オン・ザ・サニー・サイド(Keep on the sunny side)」は日本では「陽気に行こう」という名で歌われている。
革新的な演奏方法でギターを弾いたことでも有名。低音弦をベースとメロディ、高音弦を和音をならすく演奏スタイルである「カーターファミリー・ピッキング」は、今も受け継がれている演奏方法。 ただし、フラットピックで弾く方法もカーターファミリー・ピッキングと呼び これを多用するギター弾きは多いが、これはオリジナルな奏法とは異なる。メイベルは親指で低音、他の指で高音部を弾くフィンガリングであり、フラットピックは使わない。つまり、本来の「カーターファミリー・ピッキング」を操るギター弾きはほとんどいない。
18歳の頃から歌手として歌い始め、カーターファミリー解散後も60歳ごろまで娘さんと共に音楽活動を続けた。


ウッディ・ガスリー 1912年生まれ
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie)
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie)
1930年~1950年ごろ活躍したアメリカのミュージシャン。 20歳前にはアメリカ中を一時雇いの労働者として放浪。 20歳を少し過ぎたころよりフォークソング(公民権運動や反戦運動を表現する唄でプロテスト・ソングとも呼ばれた)で有名な歌手となった。 
最も有名な歌に「我が祖国(This land is your land)」があり、今なお、たくさんのフォークシンガーが歌い続けている。ボブディランにも大きな影響を与えた。

ピート・シーガー 1919年生まれ
ピート・シーガー(Pete Seeger)
ピート・シーガー(Pete Seeger)
世界に知られる伝統的な唄となった「花はどこへ行った (Where Have All the Flowers Gone?)」「天使のハンマー (If I Had a Hammer)」などの 作者でありシンガーである。ギターのほかに彼が考案したネックの長いバンジョーを弾く。
オバマ大統領就任記念コンサートでは、ウッディ・ガスリーの「我が祖国(This Land Is Your Land)」を歌った。なんと、このとき90歳である。


ウィリー・ネルソン 1933年生まれ
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson)
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson)
カントリーのイメージが強いが本人はジャンルなんかあまり気にしていないのだろう、いろんな唄を歌ってる。 1980年代にソニーのオーディオのテレビCMで「ハーバーライト」を歌ってたのを知ってる方もおられるだろう。音響表面板が傷だらけのオンボロ ギターは彼の風貌によく似合っている。

ピーター・ヤロー 1938年生まれ
ピーター・ヤロー (Peter Yarrow)
ピーター・ヤロー (Peter Yarrow)
もとピーター・ポール&マリー(Peter, Paul and Mary / PP&M )の一員。代表作の一つ「パフ」は誰もが聴いたことのある歌だろうし、ボブディランの「風に吹かれて」を大ヒットにしたバンドでもある。PP&M解散後も歌手として歌い続け、優しい歌声はおじちゃんになっても変わらない。 
2013年、日本に表敬訪問し下村文部科学大臣の前でギター弾がたりで歌ってくれたのには、驚いた。 

ジョーン・バエズ 1941年生まれ
ジョーン・バエズ (Joan Baez)
ジョーン・バエズ (Joan Baez)
アメリカの女性ミュージシャン。 「朝日の当たる家」「ドナドナ」「500マイル」など、アメリカの伝統的な唄を歌い世界的フォークソング・シンガーとなった。マーチンの小柄なギターを弾く。
レコード ジャケットの若いころの写真は黒くて長い髪なので おばさんになってのこのイラストはちょっと別人と思われるかも


ジョン・デンバー 1943年生まれ
ジョン・デンバー (John Denver)
ジョン・デンバー (John Denver)
生きていたらもっともっといい唄を私たちにきかせてくれただろう。 「故郷に帰りたい」「太陽を背にうけて」・・・どれをとっても他のシンガーには真似のできない「しみる唄」を聴かせてくれていた。「悲しみのジェット・プレーン」はPP&Mが歌って大ヒットした。
1997年10月12日、飛行機事故で亡くなった。

グレン・フライ 1948年生まれ
グレン・フライ (Glenn Frey)
グレン・フライ (Glenn Frey)
「ホテル・カリフォルニア」をはじめ多数の名曲を残したイーグルスの一員。デビュー当時の「テイク・イット・イージー(Take it easy) 」も、時代を超えた名曲で中年になっても歌いつづけていた。
ギターはアコースティックもエレクトリックも一流であり、鍵盤楽器も得意。2016年1月に亡くなった。